ヒラジグラ(HILLA JIGLLA)をタチウオジギング用メタルジグのメインにする選択

2018年8月4日各種アイテムレビュー

ヒラジグラ(HILLA JIGLLA)をタチウオジギング用メタルジグのメインにする選択

 筆者は、タチウオジギングが特に好きなのですが、最近タチウオジギングのメタルジグはメジャーメーカーからも専用ジグが出るなど流行り廃りが激しく、それに流されて自分の釣りができてない事が多くなってます。そこで定番(心の拠り所)を見直しをしてみたいと思っております。

 筆者が思うベーシックなタチウオジギング用メタルジグの条件としては、「ウエイトラインナップ」が100グラム〜200グラムくらいまであり、「センターバランス」かつ「フラット面」がしっかりしている。クラッシュホロとレーザーホロの「カラーラインナップ」があり、やはり「単価が安い」となると筆者は思ってます。

 その条件に合うのは、現時点ではヒラジグラと鏡牙ベーシックではないかと思います。今回はそのヒラジグラについて偏見を持って考察したいと思います。

ウエイトラインナップについて個人的な理由

 タチウオジギングは、季節、地域、時間によって使うウエイトが非常に幅があります。例えば1日の中でも釣れる水深が、水面直下から150メートル以上まで変化することもザラにありますし、潮が効いているかどうかでウエイトを異常に重くする必要がでたり、捕食しているベイトの種類がセレクティブな場合もよくあります。そのため基本ウエイトとして、80〜100グラム、120〜130グラム、150〜160グラム、200グラムの4種類をバリエーションとして考えておく事が必要だと考えてます。

 ヒラジグラは、筆者が認識してるウエイトラインナップで28、45、60、80、100、120、150、200、300、最大1000グラムまでヴァリエーションがありクリアしております。

センターバランスが良いと思っている個人的な理由

 筆者はタチウオジギングの基本はワンピッチをしたときに不規則な動きはせず素直で、フォールで水平に姿勢を変えるがスライドしすぎずにヒラを打つというものです。

 不規則な動きをしないというのは、ロッド操作では不規則にできるけどジグ自らは不規則に動かないということです。

 タチウオは、捕食が下手と言われますが、捕食が他の対象魚と違うことに由来してると思います。タチウオは、吸い込んでまるごと飲み込むという捕食ではなく、一旦あの鋭い歯で噛み付いて弱らせてから捕食する方法をとっているからだと思います。噛み付くという習性上、周りの水塊ごと食べないので、的が少しでもずれるとフックにかからなくなり、場合によってはアシストを噛み切られてしまうこともあります。

ですので、ジグはタチウオの予測範囲の移動距離内で如何にアピール出来るかが肝だと信じております。

 ヒラジグラは、センターウエイト、リアウエイト、サイドウエイトがあり問題なしです。

 


きれいなセンターバランスになっております。また、若干菱形になっているおかげで、首を振りやすいと思います。

フラット面が必要な個人的な理由

 タチウオの捕食行動を起こすためにフラッシング効果は非常に重要だと考えてます。水族館で弱ったイワシなどが痙攣を起こしたときに光るあの光り方って絶対フィッシュイーターは好きだと思うんですよね!!

 実際に、特殊な状況になりますが、ワンピッチでタチウオの層を通過させた直後に10数秒ステイさせて、次の初動(少しヒラを打たせるようにショートピッチのしゃくりを入れる)でバイトしてくることも実体験としてあります。きっとジグをずっと見ていてきっかけを探しているのでしょう。

クラッシュホロとレーザーホロの個人的な使い分け

 タチウオジギングにおいて、ジグのカラーは物凄く重要な要素です。よっぽど他の対象魚であれば地域と魚種で絞れるのですが、タチウオはそうは行きません。そのカラーを持っていなかったがために事実筆者も100対0くらいの屈辱的な差で圧倒されたことが何度もありますし、逆にしてやったりなこともあります。

 半夜や早朝で出た際にも、日の光、月の光、潮色、ベイトの種類などで使い分けが必要になりますが、ホログラムも注意したいところです。

 完全に偏見ですが、高活性時や小魚がベイトの時には、クラッシュホログラム。低活性時やタチウオの幼魚共食いのパターンにはプレーンレーザー系が利くと個人的に思ってます。

単価って大事な事

 タチウオジギングは、ジグロストが避けられないジギングです。勿論テクニックでの回避やリーダーをワイヤーにするなど対策は各種ありますが、釣果に影響が出るので悩ましい所です。

 特にサラリーマンアングラーの筆者には、お小遣い範囲で各種カラーとウエイトが揃えれる事は非常に重要な要素です。高価なジグでロストが怖くて攻めきれなくて釣果が落ちたら本末転倒ですから。

 例えば、ウエイト4パターン(100、120、150、200グラム)でカラーを4種✕ホログラム2パターンだとして、32個必要になりますが、1個1000円のジグだと32,000円とかなりの出費となりますが、1個400円なら1/2以下の12,800円で済んじゃうので一回分の釣行代が浮きます。

 特にヒラジグラは、製造元が倒産して新規生産はもうしていないと思われますので、中古市場での購入となります。昔からの定番ジグなので中古市場には溢れておりますのでそんなに苦労はないかと思います。

 実際筆者が近隣の中古相場を見てきたところではヒラジグラ150gで一個300円から500円のようです、ヤフオクなどではかなり高め900円程度の出品が多いので、もしこの記事を読んでヒラジグラに興味を持った方は、まずはリサイクルショップに足を延ばして探してはいかがでしょうか?またヒラジグラではなくても自信を持てる⁼信頼できるジグを見つけることが大事だと思います。今はやりのSPY-V系の釣りから入るとパターンを見いだせずに地獄を見ることになるかも・・・

ヒラジグラ

筆者近隣の中古取り扱いショップ
釣具のイシグロ タックルオフ
フィッシング遊 FLD

 

 

2018-06-10 07:48:11

追加で買ってきてしまいました。
いやぁ新規オープンは中古も安くてよいですねぇ