タチウオジギングのアシストフックをボラ両掛で自作して同船者を出し抜こう!

2018年4月11日アシスト製作

タチウオジギングのアシストフックをボラ両掛で自作して同船者を出し抜こう!

タチウオジギングにおいて、一番手軽にでも一番マニアックに自分のこだわりが出せる部分がアシストだと思います。今回は非常に簡単にできるアシストフックをご紹介します。

特にフロント側のアシストフックはトレブルフックと使うとトラブルが多く、みなさん頭を悩ませている部分だと思います。

必要なもの

メーカー 型名 サイズなど
ガマカツ ボラ両掛  18号
オーナー Wクレン  10号
インザストリーム HEAT SHRINKABLE TUBING 3.2mm
  100円ライター  
  適当なハサミ  

※比較にしているジグはヒラジグラ150gです。

以上となります、非常に少ないです。また、今回はタイイングは一切しないので、セキ糸やボビンもありません。

アシスト製作方法

ヒートシュリンク(熱収縮チューブ)の長さ決め

まずは、長さ確認です。針とダブルクレンを並べて、ヒートシュリンクの長さを調整しカットします。
このシュリンクの役割としては、
1 針とクレンを一直線にすることで、ジグとの一体感を狙っている。
2 シャクっている間にクレンから針が外れたり逆を向いてしまわないようにするためです。

ボラ両掛とクレンの連結

続いて、片側の針先からクレンを通します。全然力はいりません。

通すとこんな感じです。前述もしましたが、このままではクレンと針に一体感が全くありません。
また連結部分がフリーな為、ボラ両掛が下向きになってしまうことも想定されます。

セッティング確認

 この画像のように一直線になってもらうことで、タチウオが喰いついてきたときに、リーダとの距離を開けておきたいのです。
 ここで、合わせるジグとの相性で長さが不足していれば、トリプルクレンや5連、短くしたい場合には普通のクレン(スイベル)にするもありです。

ヒートシュリンクをセット

ヒートシュリンクをこのようにセットします。
注意点としては、この後ライターで収縮させるので、針とクレンを逆方向に少し引っ張っておくことです。そうすることでフッキング時のズレを防ぎます。

インザストリームのヒートシュリンク3.2mmとWクレン10号を使っている理由がこれです。驚くほどピッタリなんですよ!収縮して1.6mmまで収縮しますのでその圧着度は期待できます。

ヒートシュリンクをライターで炙る

 自撮りでやっているのでライターで炙る画像が取れませんでしたが、普通の100円ライターで炙るとこのような素敵な圧着感を得られます。
 注意点としては、100円ライターでもターボライターは焦がしてしまうので使わないでください。

 また、重要な事ですが、このインザストリームのヒートシュリンクはライターで炙った直後はまだ柔らかく、しばらくすると冷えて固くなります。その特性を利用して、ライターで炙った後クレンと針の結合部分が直角になるように固定して冷やすことで非常に綺麗に仕上がります。

セッティング

実際にジグにセットしてみた感じがこのような感じとなります。
スプリットリングにつけてやればこのような感じとなります。

ジグをしゃくり上げているときはこのようにボディにしっかりフィット!すると思われます。
またボディから針がはみ出るので、タチウオが甘噛みした時にもフッキングのチャンスが得られます。

トリプルクレンバージョンとの比較となります。人によってはそんな差は誤差で意味がないという方もいると思いますが、筆者はそれでもタチウオには万全の体制で挑みたいのであくまで使うジグに合わせて使い分けです。
基本Wクレンは鏡牙ベーシックやヒラジグラ150まで、ヒラジグラ200gはトリプルクレンを使う予定です。(写真は150g)

最後に

 タチウオジギングは非常にマニアックになれるジギングの一つだと思っております。その中でアシストはジギング用品以外のパーツでくみ上げることもできる非常に面白いことだと思います。特にジギングだけやっている方は、釣具屋さんのジギングのコーナーだけ見ていろいろ探しますが、餌釣りのパーツや場合によってはホームセンターにもいろいろ使えるパーツがあります。いろいろ広く探してみてアイデアを出してみてはどうでしょうか?
 実際このアシストを作る数年前からアイデア(2011/05/24の「がまかつ ボラ両掛」の記事)だけはありましたが、どうも世間が先にリリースしていたようで2番煎じ感ある記事になってしまいました。