タチウオジギングのトレブルフックを鮎両掛針で自作して同船者を出し抜こう!
タチウオジギングのトレブルフックを鮎両掛針で自作して同船者を出し抜こう!
タチウオジギングにおいて、一番手軽にでも一番マニアックに自分のこだわりが出せる部分がフックだと思います。今回は非常に簡単にできるトレブルフック(正確にはクアトロフック)をご紹介します。
必要なもの
メーカー | 型名 | サイズなど |
名刀針 | 矢島両掛 | 16号 |
オーナー | Wクレン | 10号 |
インザストリーム | HEAT SHRINKABLE TUBING | 3.2mm |
100円ライター | ||
適当なハサミ |
以上となります、今回も非常に少ないです。タイイングは一切しないので、セキ糸やボビンもありません。
アシスト製作方法
ヒートシュリンク(熱収縮チューブ)の長さ決め
まずは、長さ確認です。針とダブルクレンを並べて、ヒートシュリンクの長さを調整しカットします。
このシュリンクの役割としては、
1 トレブルフックと同様の役割を果たしてもらうために、フックのアイとなるクレン以外はまっすぐになるようにします。
2 この後説明しますが、実際には2つの針を使いますのでその固定にも一役買っています。
矢島両掛とクレンの連結
2つの矢島両掛を重ねます。
クレンに重ねた2本同時に通します。
このように、2つ通してここまで入れてしまいます。
クレンが通ったら、どちらか片方の矢島両掛を残りの矢島両掛に対して被せるように回転させます。
90度回転させると、きれいにロックされます。
セッティング確認
想像以上にきれいにクアトロのフックとなります。市販のフックにも引けを取らない綺麗さです。
ただ、やはり通しただけのクレンがこのように多関節となり、ジグをしゃくっている時の支障をきたす恐れがあります。
ヒートシュリンクをセット
先ほどカットしたヒートシュリンクをセットします。クレンの片側のアイだけは出ている状態にしていただくことで、関節もなくなり、アイが回転することでトラブルも減ります。
インザストリームのヒートシュリンク3.2mmとWクレン10号を使っている理由がこれです。驚くほどピッタリなんですよ!収縮して1.6mmまで収縮しますのでその圧着度は期待できます。
ヒートシュリンクをライターで炙る
ライターで炙るとこのような感じできちっと自立します。また普通のトレブルとは違い、長さがクレンのタイプ(2連や5連など)で変えれるのもメリットですね!
重要な事ですが、このインザストリームのヒートシュリンクはライターで炙った直後はまだ柔らかく、しばらくすると冷えて固くなります。その特性を利用して、ライターで炙った後クレンと針の結合部分が直角になるように固定して冷やすことで非常に綺麗に仕上がります。
先日作ったボラ両掛けとのコラボ!
鮎針も鮎の抜き上げをするくらいなので、無茶なファイトをしない限り強度的には問題ないかと思います。
セッティング確認
このような感じでセッティングされるのを想定しています!
写真はヒラジグラ150gですが、クレンの連結数を調整することでいろいろなサイズのジグに応用が利くトレブルフックだと思います。
最後に
タチウオジギングは非常にマニアックになれるジギングの一つだと思っております。その中でフックはジギング用品以外のパーツでくみ上げることもできる非常に面白いことだと思います。特にジギングだけやっている方は、釣具屋さんのジギングのコーナーだけ見ていろいろ探しますが、餌釣りのパーツや場合によってはホームセンターにもいろいろ使えるパーツがあります。いろいろ広く探してみてアイデアを出してみてはどうでしょうか?
実際このトレブルフックは、フグのカットウ釣りをされている方に教えていただき、数年前かた活用しております。
このトレブルは掛かりが非常によく、高活性の場合には群れの中を通すをひっかけてしまうこともあるので、喰い渋りがあるときに使うことにしております。
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[…] 素材の針は決めております。過去記事でもさんざん使っているマルトの今回は両掛ではなく、鮎掛鉤の一本鉤を使おうと考えております。理由としては、両掛鉤のフロントアシストでの強度と刺さりの良さを実感しているからです。また今回平耳を使うことでトレブルを作った際に形の崩れが少なくなるのではと考えて決めました。 […]