タチウオのみりん干しの作り方
タチウオのみりん干しの作り方
先日のタチウオジギングに行ったのですが、非常にたくさん釣れてしまいました。そうなると、刺身・塩焼きだけでは食べきれません。何か対策をと考えた結果、昔漁師のおじさんが作っていたタチウオの干物(みりん干し)を作ることにしたのでメモがてらに記事にします。
太刀魚のみりん干しは、自前で作るとふっくらやわらかで優しいおいしさです。またつけ時間を変えることで好みの味付けになるので、市販のものが買えなくなりますよ!
タチウオの部位の選定
前回の釣果はこんな感じ、捌いたタチウオは70本、冷蔵庫がタチウオだらけになり通常の食料品が入らなくなったため、近所に配ってみたりしましたがどうにもなりません。ということで、タチウオのみりん干しを作ることで大量に消費(冷凍保存)することを考えました。
使うのは、タチウオを捌いた後の尾っぽ側の部分。この部分は刺身にしたり塩焼きにするのはちょっと厚みが足りない=乾燥させやすい+小骨が少ないため、非常にみりん干しに使うのにあっていますので、この部分を使うことにします。
下処理
タチウオは三枚におろします。ですが、身が薄いので出刃とかではやりにくいため、柳刃包丁でおろしていきます。そんなに気を遣わず、大名おろしでいいと思います。
柳葉でやることできれいにできると思います。
こんな感じで、みりん干しにしたい分だけ捌きます。
ここで気持ち塩を振って、水気を出します(新鮮なのでほとんどないですが、塩を振ることで臭みも排出します)
調味液の作成
調味液は、漁師のおじさんから聞いたところ、4:3:2とのことで、
濃口醤油 100cc
みりん(味醂) 75cc
酒 50cc
砂糖 大さじ1~2杯
※砂糖は好みで量を加減します。
人によってはすべて醤油と味醂(みりん)と酒を1:1:1にする方もいます
これをしっかり混ぜて、砂糖を溶かしてから
ステンレスの角バットに調味液を流し込みます。
漬け込み
ここに浸すように先ほど捌いたタチウオを入れます。浸す時間は約45分~1時間でよいと思います。しっかり干して完全に酒のあてにする場合には2時間くらいまで漬けて、しっかり干す方法もありです。
厚みがあるときは長めにします。
たまに、裏返したりしてちゃんと調味液に浸るようにします。
やはりこの時期のタチウオは脂がのっていますね!これを干物にできるかと思うと、もうお酒が飲めそうです。
仕上げ
45分ほどたったら、キッチンペーパーでふき取りしながらステンレスバットに引き上げます。
ふき取るのは、しっかり調味液を吸っているのでこれ以上含ませないためと、干す時に下に調味液が落ちないようにするためです。
しっかりふき取ったら、仕上げに胡麻を振りかけます。
タチウオを干す
柔らかく仕上げたいときには、一夜干しがいいと思います。
酒の肴にしたいなら日中で6時間ほど干すとしっかり干せます。
でも季節は秋以降がいいと思います。夏は湿度が高いと腐ってしまう可能性があるので
出来上がり
出来上がったら、ジップロックに封入して冷蔵庫へ!!市販品と違って防腐剤は入っていないし、柔らかく仕上げているので数日で食べることをお勧めします。食べきれない場合には、冷凍しておきましょう!
調理方法
タチウオのみりん干しは、グリルや七輪で焼くのもいいですが、子供たちに柔らかく食べてもらいたいときには、フライパンでもOKです。
ふっくら仕上がり、子供達もびっくりするくらいたくさん食べてくれました。
今後のタチウオジギングの後は、干物の製作もルーティンになりそうです。
妻や子供達が喜んで食べてくれるのを見ていると、釣って帰ってくるのが楽しみになります。
タチウオジギングは、たくさん釣れることが多いです。また白髪サイズが釣れてしまうこともあります。特に白髪サイズで胴体に針がかかってしまったのをリリースするわけにはいかないので、そんな時は是非干物にすることを考えて喜んで持ち帰りましょう!
超、お勧めです。
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