タチウオジギングのすすめ
タチウオジギングのすすめ
お勧めとはどういうことか?
タチウオジギングは、非常に魅力のあるジギングの一つであると思っております。筆者は、決して上手ではありませんがこの釣りが大好きです。
理由は、初心者でも楽しめて、でもやりこんだ人(玄人)でもハマる程のゲーム性が高いこと、また釣って帰って食べると、刺身・天ぷら・焼き・煮・干物なんでも美味しい魚であることが大きな理由だと感じております。そんな魅力を個人的見解盛りだくさんですが、ご紹介出来ればと思い「タチウオジギング」をお勧め記事にしてみました。
タチウオジギングのゲーム性の高さってなに?
タチウオ(太刀魚)は、非常に心変わりの激しい魚です(何とかと秋の空的な?)。急に水深が深くなったり、口を使わなくなったり、色やアクション、ジグサイズの好みの差が一瞬で変化します。そのため、その変化に対応できないと同じ舷の隣同士でも「100対0」の釣果の差が出ることがあります。そんな「勝った負けた」が明確にわかり精神的(Mの方も、Sの方も)にも面白いジギング。そして個人的な工夫(カラーセレクト・アシストフック・リーダーなど)の効果が期待でき満足感も得られるタチウオジギングを紹介したいと思います。
また、タチウオジギングは、この釣りに精通しているかどうかだけが釣果につながらない、初心者が釣り勝ってしまうことも有り得るギャンブル性の強い釣りです。
タチウオジギングにお勧めのロッドは?
筆者が最初にお勧めするのは、ベイトタックルです。スピニングの方がライントラブルが少ないから初心者はスピニングからだ!という方もいますが、タチウオジギングにおいてフォールのあたり・気配をとることは勝ち組になるための必須条件だと思っております。またフォールで糸ふけが出やすいスピニングはラインブレイクの元となってしまいます。スピニングはそのあとの特殊なバリエーションとして考えて行けばいいと思います。
ロッドは、長さが6ft~6.5ftまでのライト~ミディアムライトクラス。リールはPE1号を300mは巻けるリールかつ巻上げ速度が70cm以上がベターだと思っております。
メーカー | 型番 | 価格 |
インプレッション | ||
入門者におすすめ | ||
DAIWA | 鏡牙 63B-1.5 | ¥20,700 |
DAIWA | 鏡牙 63B-2 | ¥21,000 |
大御所ダイワさんのタチウオジギング専用ロッドです。鏡牙ブランドを立ち上げており本気度がうかがえます。ただし、鏡牙Airはマニアックにやりすぎてしまっている感は否めません。理由はタチウオジギングが圧倒的にマニアックな部分が多いことだからだと思いますが・・・ |
||
SHIMANO | SABER TUNE BB B66ML | ¥17,000 |
こちらも大御所シマノさんのタチウオジギング専用ロッドです。ダイワさんよりも早くからタチウオ用としてのブランドはありましたが、当初は微妙なところでした。しかし最新のSABER TUNEは鏡牙同様、メーカーとしての本気度がうかがわれる非常に完成度が高く初めての方でも非常に良い出来だと思います。 |
||
JACKALL | ANCHOVY DRIVER LJ ADC-LJ63L・ADC-LJ63M | ¥16,800 |
こちらはバスルアービルダーとして有名な加藤さんのブランド、ジャッカルのロッドです。中島さん・吉岡さんなど起用しタチウオジギングにフューチャーしてくれる素敵なメーカーです。このロッドはグリップが太めなのと、ものすごく素直なレギュラーテーパーが非常に心地よく、へんな癖のない初心者も上級者も納得のロッドだと思います。またコスパも非常にいいと思います。 |
||
筆者のメインロッド | ||
CB ONE | SSR631FB TECHNICAL LIGHT | ¥42,500 |
CB ONE | SSR632FB TECHNICAL LIGHT | ¥42,500 |
HOT’S | Stiletto SLOW STYLE SSS63M(2nd Generation) | ¥42,000 |
これらは、筆者の現状のロッドです。CB ONEを使っている理由は、ジグをのせる誘い方を行うためです。このFBモデルは現状のロッドとしてはそれができるものだと思っています。 他人から見たら、かなりマニアックなんだと思います。 |
おそらく鏡牙やSABEL TUNEは、市場規模が利益をとれるほどに活発化してきた(メーカーが活性させた)からこその本気度なのでしょう。だからこそ今から始める方には選択枝がたくさんある魅力あるラインナップが楽しめると思います。それとともにかなりマニアックなモデルもありますのでご注意ください。
タチウオジギングのお勧めのリール
次はリール(ベイト)のご紹介です。区分け方法はいろいろありますが、ボディが樹脂とメタルで分けて考えるのがよいかもしれません。タチウオは北陸地方では秋~冬がメインになる季節ですがその時期にメタルボディは非常に冷たく厳しいという意見もありますし、樹脂ボディでは剛性が足りずうまくジグをコントロールできないという方もいます。ただどちらも一長一短のことろはありますので、できれば釣具屋でロッドとリールをセットで確認し握り心地も含めて気に入るものを選んでみてはと思います。
メーカー | 型番 | 価格 | 巻取 |
入門者におすすめ | |||
PURE FISHING | Abu Garcia SALTY STAGE REVO LJ-3 |
¥28,000 | 87cm |
メーカー希望の70%くらいで購入できるので、これから始める方にお勧めなリールだと思います。軽さはそれほどではありませんが、ビックラウンドEVAノブで非常に快適なリーリングが可能です。 |
|||
SHIMANO | GRAPPLER CT 150HG | ¥27,500 | 70cm |
こちらは、ちょっと特殊なリールとなるとこれになるかと思います。これはカウンター付きのリールで今どの水深を探っているのかが、わかるリールです。
|
|||
DAIWA | キャタリナ BJ 100SH(200SH) |
¥34,000 | 81cm |
こちらはDAIWAの「ソルティガ BJ」の廉価版に当たるモデルになるかと思います。ですが、さすがはダイワさん基本機能はしっかり詰め込んでいるので使っていて困ることろはないはずです。表記上の自重はこちらのが軽くなっておりますが、おそらく100SHのハンドルが「ラージI型」と「パワーライトM」との違いかと思います。タチウオは青物程ひかない魚ではありますが、ハンドルはぜひパワーハンドルに変えることをお勧めします。理由は、回収の楽さとタチウオが連続ヒットしている時の手首の負担軽減のためもあります。 |
|||
マニアな人が選ぶのは | |||
DAIWA | 鏡牙 100SH |
¥45,000 | 81cm |
こちらもDAIWAさんのタチウオ専用モデル「鏡牙」ブランドのリールです。紫のイメージカラーがタチウオへの意気込みを感じられます。マグシールド(※1)・ATD(※2)は非常に魅力的な機能だと思います。 |
|||
SHIMANO | OCEA CONQUEST 300HG |
¥54,000 | 84cm |
筆者はこれを選択しております。タチウオ用には高いリールだと思います。しかし通年(タチウオ・マダイ・根魚・青物)に使えるリールであることを考えれば、「HAGANEボディ」の剛性と「マイクロモジュールギア」のシルキーな巻き心地はタチウオでの繊細かつ強引な釣りにあっていると思います。 |
|||
タチウオジギングにお勧めPEライン
ラインは、PE1号をメインに考えておけばどのエリアでも釣りになると思います。ラインが細すぎるとライントラブル時の高切れが発生しやすいですし、太すぎると潮に流されたりラインマーカーが噛まれて高切れしたりします。
実際のものとなるとPE1号でよければ高級なものを選ぶ必要はありません、もし釣行回数が多くなりそうでしたら、1200mのものを買うとトータルのコストが安くなると思います。筆者は昔のパワープロ1号が余っていたのでそれをまだ使っているくらいですが、ライントラブルとかは一切ありません。タチウオの場合には後述するリーダーのほうが注意すべきところだと思います。
現在買えるもので考えると
バークレー スーパーファイヤーライン カラード 1200m 16lbs
サンライン SaltiMate PE JIGGER ULT 4本組スローピッチジャーク専用 1200m 16lbs
あたりが、ネットでの価格で12,000円から15,000円あたりなので、200mや300mで購入するよりかなりコスパがいいと思います。
タチウオジギングにお勧めのメタルジグ
メタルジグの種類としては、センターバランスとリアバランスの2タイプは抑えて欲しいところです。今流行のスパイ系のジグは使い方に癖があるので、 まずはタチウオを釣ってからバリエーションとして考えては如何でしょうか?
製品名 | メーカー | コスパ | センター | フロント | リア | 特徴 |
鏡牙ジグ ベーシック | DAIWA | ◎ | ○ |
コスパ最高 |
||
ヒラジグラ |
SAURUS Train | ◎ | ○ | ○ |
フラッシング効果大 |
|
メタルフォーカス |
SMITH | ○ | ○ |
カラーラインナップが豊富 |
||
C1 |
CB ONE | △ | ○ |
フラッシング効果大 |
||
タチューム |
SMITH | ◎ | ○ |
フォールで大活躍 |
||
メジューム |
SMITH | △ | ○ |
ナチュラルなシルエットに反応している時にお勧め |
||
ブランカ |
YO-ZURI | ◎ | ○ |
後方重心でタチウオのレンジまで一直線 |
||
フォルテン |
Blue Blue |
△ |
〇 |
こちらも後方重心のジグとなりますが、フロント形状を少しシャープにすることでシャクリを軽快にしております。このジグの存在は知っていましたが、なかなか筆者の住んでいる愛知県では見かけることがなく、先日たまたま見かけて購入し富山の幸導丸でのタチウオジギングに実践投入したところ非常に良い釣果が得られました。 このジグの最大の特徴はリアバランスということよりも、そのジグの姿勢とフォール速度の速さと安定性、そしてワンピッチでしゃくるとリアが重い為、リアから持ち上がるようなヒラを打つ点だと思います。(波動が強いという言い方もあるかもしれません) |
カラー選択
タチウオは時として色に対して非常にセレクティブになります。それは、日単位・潮単位ではなく非常に短時間で変わることがあります、タチウオジギングはその流れに乗れるか?というのも釣果を伸ばす需要な要素の一つとなります。私のカラーセレクトの基本としては下の表となります。
条件 | カラー | 備考 |
基本選択 | 金黒・赤金・緑金 船頭お勧めカラー |
基本的に釣行前に船頭さんに連絡して状況を確認してください。カラーやウエイトなどの情報は必ず聞いたら教えてくれます。ただタチウオの特性上絶対釣れるカラーはなどということは言いません。あくまでお客さんがよく使っているのはこれですよと言いますが、船頭は基本確信を持って言っているはずです。 |
澄潮 |
個人的には潮が澄んでおり、イワシ系の補色をしていると思われる場合に使うことが多いです。 |
|
濁潮 | 蛍光ピンク ソリッドピンク |
筆者も経験しましたが、このピンク系は持っていないと非常に後悔することがあります。特にソリッドピンクに至っては圧倒的にアクションではどうにもできないくらいの釣果の差をもたらすことがあります。 お勧めは、ちょっと濁ってローライトの時ですね |
夜間 | 夜光(グロー)系 ソリッドピンク |
スレるのが速くなるという方もいますが、夜間でイカなどを捕食していると思われる場合には非常に有効なのがグローです。特に夜間最初のポイントでの1投目に落とすことが多いジグです。 |
日中 | パープル系 ピンク系 |
パープルは、タチウオの代名詞ともなっているカラーです。他の魚種ではまず使うことがないカラーで、ダイワの鏡牙ブランドのイメージカラーにもなっています。タチウオには非常に有効なカラーで、ボックスに入れておかないと気持ちが落ち着かないカラーです。 |
特殊要因 | チャート |
チャートに関しては、他の魚種でもありますが圧倒的に釣れる場合があります。私の経験上は1回しかありませんが、他のカラーでは全くダメでこの色しか釣れないということがあります。 |
特殊要因 | ブラック |
ブラックに関しては、全盛期の鳥羽のタチウオジギングで3個連続底をとる前に切られるなど個人的な思い入れの強いカラーで、筆者の最大サイズを釣った色でもあります。鳥羽以外にも焼津・富山でパープルよりブラックという条件があります。最近は各メーカーもブラックをラインナップしていますが、昔はタチュームくらいしかなく、ブラックカラーの自作もしていました。 |
タチウオジギングのアシストフック
アシストフックは、まだタチウオジギングの業界で正解が出ていない部分だと思っております。上下にトレブルフックをセッティングする場合や、ワイヤーアシストで組む場合などありますが、共通点はバーブレスであることです。これは、吸い込み系のバイトをしないため、触れたら捕るをいかに実現するかで落ち着いた共通点ではないでしょうか?
筆者のお勧めはリアにトレブルフックで、フロントはダブルフックでの仕様となります。製作記事も載せてますのでそちらもご覧ください。
タチウオジギングにおけるリーダーセッティング
リーダーはこだわりが出せるところの一つだと思います。ただバリエーションとしては3タイプくらいでしょうか?
長さとしては、3m~6mでその時の状況など考えて調整となります。
1)「通し」フロロリーダーを10号~12号
2)「先糸」フロロリーダーを4号~5号に先糸フロロ10号~12号(50cm程度)を繋ぐ
3)「メタル」フロロリーダーを4号~5号に先糸にメタルライン6lbs~8lbs(30cm程度)を繋ぐ
筆者のおすすめとしては、2)となります。コスパもいいですし、操作性もよいです。3)は実際一時期やっていましたが、高活性の時には差は感じられませんでしたが、どうも食い渋ってくると見切られているような気がします。
お勧めのリーダー素材
ラインは各社出しているので列挙します。
先糸バージョンのリーダの繋ぎ方
「先糸」バージョンのリーダーの繋ぎ方は別記事(タチウオジギングのリーダについて)でご紹介します。
タチウオジギング基本のシャクリ方
①ワンピッチジャーク
こちらは言わずと知れたワンピッチです。説明は不要と思いますが、、ロッド1しゃくりに対してリールを1回転させます。ただ、ロッドを上げるときにリールも同時に1回転させるバージョンや、ロッドの下げでリールを1回転させる方法でジグに伝わる内容が大きく変わります。
②高速リーリング&ジャーク
こちらは焼津でよく見かける釣り方です。高速でリーリングを10回転程させて急停止させる方法と、①のワンピッチを尋常ではない速度で行う方法です。筆者もこれ以上早くリールが回せないという速度まで回して止めた時にタチウオが止まり切れずにバイトするような状況を何度か経験しております。
③ハーフピッチジャーク
ワンピッチでは移動距離が長い場合に行います。このハーフピッチもどの位置を始点にするかでアクションが変わりますので、是非実釣で試してみてください。筆者は手前始点がベーシックです。
④変速ワンピッチジャーク
筆者が一番使う方法です。タチウオのバイトをわざと誘発して狙ったところで食わせるためのジャークです。基本は、3ワンピッチ→竿のふり幅半分フォール→1秒ステイの繰返しです。この半分フォールもしくはステイの間に喰ってくることが多いです。
⑤ロングリフト&フォール
現在勉強中です。この記事には書いていませんが、鏡牙セミロングやSPY-Vなどのセミロングジグを使った釣り方です。約2秒程度で竿を水面から真上まで振り上げながらリールを1回転させ、その後ロッドを再度水面まで戻します。この際、テンションフォールにするかフリーフォールにするかでジグのアクションも変わりタチウオへのアピールも変わります。
便利な小物
タチウオジギングでは、必ず必要な小物が2つあります。
一つ目はこちら
もちろんプライヤーです。スプリットリングを開くことにも使いますが、タチウオからフックを外すのにも使います。これを使わずに手で外して、流血事件になっているのをたまに見かけますが、タチウオの歯は、カミソリという方もいますが私は、カミソリの薄さを持ったパンナイフみたいな感じです。ですので、血が出たらしばらく止まらないと思いますし、思っていた以上に血が出ます。
メーカーは好みだと思いますが、必ずロングノーズモデルを購入してください。長いと口のなかでフッキングしていても外すときに困りません。
二つ目はこちら
タカ産業の太刀ばさみ(V-76)!(※今はモデルチェンジしてるみたいです。V-76Ⅱ 太刀魚ドラゴンホールド)
こちらは、タチウオを捕まえるために使います。鱗がない魚ですので、傷めずにかつ手も汚さずスピーディーにフックを外し次の投入につなげるためには必要なアイテムです。釣りから帰ってきてトップの画像のようにクーラーいっぱいのタチウオを台所で選別するのにも使います。正直タチウオいっぱいのクーラーに素手をいれることは、必ず当たる罰ゲームみたいなもので非常に危険です。1,600円程度で鮮度を保ち、怪我を防げるなら非常に安い買い物だと思います。
筆者は以前、ABS樹脂のアジつかみを流用しておりましたが、正直言って魚をつかむところのアールで滑りますし釣行後のにおいが気になりますが、ステンレスのこいつなら何も問題ありません。少々のカッコよさより、実を取ることをお勧めします。
クーラーの選び方
タチウオジギングに行く際には、ぜひ長いクーラーボックスを選んでください。
理由としては、やはりタチウオを綺麗に持って帰りたいからです。ドラゴンサイズになると120cm以上になることがありますが、指3(F3)クラスでも80~90センチあります。そのため通常の40L程度のクーラーですと完全に魚体が曲がってしまいます。その後の調理も考えると是非大きめの長いクーラーをお勧めします。
こういう形状のクーラーは、タチウオが曲がってしまって、帰宅後調理しようと思ったときに丸くなって硬直してしまい、非常に残念なことになります。
いくらなんでも大きすぎないか?と思う方も多いと思いますが、ぜひ長いクーラーボックス(最低内寸70cm)くらいを用意していただきたいと思います。
また各メーカー同一サイズでグレード(保冷力の差)があります。冬専門でしたらそれほど気にする必要はありませんが、夏タチもされる方はミドルクラスより上(メーカー希望価格だと¥50,000円以上)のものを選ぶのが後で後悔しないのではないかと思います。
DAIWA トランク大将Ⅱの50L ビックトランクⅡ80L
SHIMANO スペーザ45L 60L
タチウオジギングができるお勧めのエリアと遊漁船
各地いろいろなポイントがあり、特徴は行ってみないとわからない部分がありますので、筆者が行ったことがある海域について記載いたします。
各地いろいろなところでタチウオは釣れますが、東海エリアでは基本的には深い(水深200m)ラインが近くにある湾内で河口が近くにあるところが有望なエリアだと思われます。ジギングの釣果情報がなくても餌では出船しているなどの遊漁船もあると思います。そういうところは相談すれば相乗りできることも可能ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
お勧めエリア・遊漁船のご紹介
最近のお勧めは、富山(射水)と静岡(焼津・由比・沼津)です。各々の特徴をご紹介します。
こちらに記載のエリア・遊漁船は筆者がお世話になっているところ・興味があるところをまとめます。
遊漁船 | 特徴 | シーズン |
富山県 |
特にこのエリアで楽しめるのが数釣りです。指3~4本を50本以上釣ることも可能です。神通川・常願寺川・庄川の河口沖(数百メートル)に群れるタチウオを狙って船がタチウオの群れを追いかける形でバーチカルに釣ります。 海域の特徴としては、潮が速すぎたり、二枚潮になることは体験したことがありません。水深は130mラインで釣りをしますが、日の出前は60mから日の出後は120mライン程度まで下がります。 そのため、ジグウエイトは130gから160gくらいが基本選択になると思います。 |
11月~12月 6月 |
このエリアは非常に有名なところで、通年タチウオが狙えます。海域も30分ほどでつくことがほとんどです。時期によってはドラゴンサイズ指5以上が狙えるタイミングもあるので非常に有望です。 |
通年 | |
このエリアは時期によって遠征(沼津くらいまで)もするので注意が必要です。駿河湾が広いこともありますが、東は静浦から富士川河口まで広く釣れるところに行く方針です。爆釣することも多いです。装備として冬には温水が各席にあったりと船が充実しております ただ、釣れているエリアによっては海域まで1時間半のクルージングということもありますので苦手な方はこれ以降に記載するそれぞれのエリアの船がいいのかもしれません。 |
通年 |
タチウオを美味しく食べるためにするべきこと
絶対に冷やしてください。冬がメインとはいえ、魚は傷みやすいものです。できれば血抜きをしておくとより美味しくいただけます。
まずは、帰ったら頑張って捌いてしまいましょう!捌き方は簡単です、頭落として内蔵を取るだけ。あとは3等分でぶつ切りをしておくだけで後の調理に非常に使いやすくなります。またご近所に配ってもここまでしてあれば文句は言われないと思います。
タチウオ料理
タチウオ料理は、私は基本的に「刺身」「塩焼き」「煮つけ」「干物」「天ぷら」です。
<刺身>
これは、釣り人の特権だと思います。私は釣ってから3日間くらいは食べます。ちゃんと処理しておけば3日くらいは問題ないと思います。
そして、タチウオの皮を引きことは基本的にむつかしいので、バーナーで皮目を炙ります。実際皮目に脂が多いので、ここを炙ることで甘みとコクが増します。
こういうことをするために、バーナーを常備しているのですが、妻に、家にバーナーがあって、刺身を炙りで食べるという発想は普通の家はしない!と断言されてしまいました。でも美味しいものを食べるためには、必要な機器なので皆さんも家庭に一つバーナーをご準備ください。
<塩焼き>
これは指4以上を釣ったなら是非行ってほしいものです、タチウオは塩焼きが一番という方も多いです。スーパーではほぼ買えない厚みのあるタチウオの塩焼きは本当に食べ応え、ジューシーな脂は格別ですよ!
<煮付け>
釣った当日にすることは、ほとんどありませんが、冷凍しておいたストックのタチウオを食べるときに良くやります。冷凍しているので味が少し落ちるところを味付けで補って食べます。それでもスーパーのタチウオよりは美味しいと思います。
<干物>
干物は、私はタチウオはみりん干しが基本となっております。作り方を記事にしておりますので、是非見てください。我が家では3歳児がもりもり食べれるほど人気です。
内部リンク:タチウオのみりん干しの作り方