アブラボウズを刺身で食してみたら、想像以上に上品で美味しかった件
アブラボウズとは
「アブラボウズ」は、カサゴの中では最大級、水深400メートル以深に生息している魚で、体の約40%が脂肪分で水揚げされるある地域では「オシツケ」という呼称もついているとのこと。
脂質分解酵素のが少ない人は、脂を消化できず下痢になることもあるそうですが、アブラソコムツやバラムツのように食品衛生法上での流通禁止などはない。
ちなみに脂の種類はアブラボウスはグリセリド、バラムツなどはワックスエステルというそうですが、違いはわかりませんがワックスはやばそうですよね。
入手経路
正直普通には買えません。筆者は、お世話になっているインザストリームの川嶌店長からおすそ分けをいただきました。
この釣行記事は「712mからの贈り物。アブラボウズジギング」で載っておりますが、釣り人にとって数年前は未知の領域・未知の魚でしたが、1日で数本上がるなどかなり現実味を帯びたジギングになりつつあるようです。筆者も来年あたりご一緒したいと思っております。
頂き物(身の種類)
こちらは背の身です。非常に真っ白な上質な白身に見えます。
こちらは、いわゆるハラミの一番脂ののっている腹びれのあたり。持っているだけで脂が染み出てくるようです。
刺身で食す
川嶌店長から、ハラミは刺身には向かないといわれていたので、すなおに背を刺身にしました。それでも切ったそばから艶やかな脂が染み出てきます。
ボケてしまいましたが、この染み出ている脂!!切っているときはかなり胃がもたれるのではとちょっとドキドキしておりました。
醤油につけた瞬間に脂がさっと染み出る!!ということはかなり軽い脂か!!?
食味レポート
まず、驚くのが深海魚=ちょっと臭みがというイメージがありましたが、臭みは全くなく、ものすごく上品な脂質です。
甘みは微かに感じられる程度なので、ある意味無味に近いかもしれません、ですがそれであるがゆえに上品な脂と醤油が相まってマイルドになり、そして噛むと「サクッ」と音がしそうなほどの食感でかなり美味しい魚でした。
というざっくりとした食レポでした。
この後、西京焼きを作っておりますが、その記事はこちらです。